今回は簿記と新卒就活についての記事です。
この記事を読まれる大学生の方は資格とガクチカどっちに注力したらいいんだろうって悩まれているのかなっと思います。
あくまでも個人的な意見ではありますが、少しでもお役に立てれば幸いです。
この記事におすすめの方
これから大学生活を始められる方や、新卒の就活中の方におすすめの記事です。
その中で就活有利のために資格を取ろうと考えている方や就活中で資格にリソースを割く方がいいか悩まれている方も多いのかなと思います。
そこで資格の中でも簿記2.3級を取得し、就活をした筆者の意見を書いていきたいと思います。
あくまでも目指す業界や職種によっても違うと思うのでその点は注意してください。
そもそも簿記とは??
日商簿記
そもそも簿記とは、企業規模や業態に関係せずに、日々の経営活動を整理して営業成績や税務状況を明らかにするもです。企業の決算などもこれに当たります。
日商簿記とは、簿記に関する習熟度合いに合わせた試験を日本商工会議所が実施する検定試験のことです。
また当サイトでは全商簿記や全経簿記などもありますが、大学生や社会人向けの日商簿記二、三級のことを簿記二、三級と表記します。
日商簿記三級
日商簿記三級では商業簿記の基本的な技能が問われます。
試験時間は60分で合格基準は70%以上になります。
また合格率は40%前後で必要な勉強時間はおおよそ50−100時間だそうです。
下記は簿記三級を独学で合格したときの記事です。
日商簿記二級
日商簿記二級では商業簿記が一段階難しくなり、工業簿記が追加されます。
また昔は簿記一級の範囲だった連結会計という鬼門が出ます。
試験時間は90分で合格基準は70%以上になります。
また合格率は一気に下がって15-30%で、必要な勉強時間は100−350時間だそうです。
巷で「簿記持ってると就活有利になる??」の簿記は簿記三級ではなく簿記二級のことを指します。
下記は簿記二級を独学で合格したときの記事です。
新卒就活で簿記は役立ったのか??
結論
結論としては微妙でした。
4.50回くらい面接の経験はありますが、簿記の話に突っ込まれることは殆どなかったです。
また格段に簿記二級で優遇されることはあまりありませんでした。
巷では簿記二級で就活無双みたいな話がありますが、自分は体験できませんでした。
やはり新卒就活はポテンシャル採用なのでコミュ力などの潜在的能力や企業でやりたいことが大切なのかなって思います。
しかし就活という一点で考えるとあまり効果はなかったですが、
簿記二級を取得した意味はありました。
メリット
1つ目は、就活以外でも役立つ。(前提からずれてますが笑)
→入社してから必要な企業や職種もあるそうなので、先に取得するのはありだと思います。
2つ目は、簿記二級を持っていないと行けないインターンもある。
→ある大手メーカーの経理職インターンシップでは簿記二級が必須応募要件でした。(筆者が知っているのは一社のみですが)
3つ目は、経理配属のインターンや本選考の優遇がきた。
→オファーサービスで経理職インターンや本選考の一部選考スキップのスカウトが来ました。
4つ目は、経済系の学部によりますが、授業で簿記の内容をすることがある。
→経済系の学部では簿記の知識を学ぶことがあります。また大学によっては単位になります。
デメリット
1つしか思いつかないですが、時間がかかることです。
そもそも簿記二級の取得には独学で150−350時間ほどかかると言われています。
やはり就活では、限られたリソースの中で効率的に行動することが大切です。
その時間で自己分析やSPI対策、面接対策、ガクチカづくりなどに取り組むことも大切です。
おさらい
今回の記事をまとめると、、
筆者の場合ですが、就活で有利という一点で考えると微妙でした。
広い目で見ると個人的にはおすすめです。(筆者は経済学部という背景もありますが)
簿記の知識で企業の分析をしたり、新聞を読むときに理解しやすくなりました。
また経済系の学部では授業が楽になったり、単位の代わりになる大学もあります。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
就活の資格論争は色々あって難しいと思います。
そもそも前提として経理志望なのかなど立場によって全然異なります。
また就活や大学生活という限られた時間の中でどのようにリソースを割くか難しいです。
的確な答えを出せたわけではないですが、少しでもお役に立てれば幸いです。
それでは次の記事で!!
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